こんにちは。福岡市のメンタルクリニック、セフィロトクリニックです。
当院には、線維筋痛症、疼痛性障害、身体症状症(旧:身体表現性障害)などによる原因不明の痛みや、検査では十分に説明できない痛みで苦しんでいる方が来院されます。
それらの方々は、内科、整形外科、神経内科、ペインクリニック、線維筋痛症外来、大学病院の専門外来など、さまざまな医療機関を受診し、多くの検査を受けています。
そして、
• 「検査では異常がないと言われた」
• 「診断はついたが、なかなか良くならない」
• 「薬を飲んでも十分な改善が得られない」
• 「他に原因があるのではないか」
と感じながら、苦しんでいる方も少なくありません。
診断名がつくことと、症状が改善することは必ずしも同じではありません
診断名がつくと、
「原因が分かった」
「これで治療すれば良くなるはず」
と安心される方も多くいらっしゃいます。
もちろん、身体の病気が隠れていないかを十分に調べることはとても大切です。
しかし、原因不明の痛みや検査では十分に説明できない痛みでは、診断名がついても十分な改善が得られず、さらに別の病気や治療法を探し続けることがあります。
多くの情報を集め、新しい治療法を試しても、症状が変わらないことも少なくありません。
痛みは「気のせい」ではありません
当院では、「痛みは気のせい」と考えているわけではありません。
原因不明の痛みでは、骨折や切り傷による痛みとは異なる、こころと身体のしくみによって症状が生じている場合があると考えています。
痛みは実際に存在しており、ご本人にとって非常に苦しいものです。
一方で、このような痛みでは、こころと身体が複雑に影響し合い、症状が続いていることがあります。
当院では、痛みを手掛かりに、痛みを作り出しているこころと身体の仕組みを一緒にみていきます。
例えば、
• 痛みが始まった時期にどのような出来事があったのか
• 家族や周囲との関係はどうだったのか
• 長年、我慢を重ねてこなかったか
• 怒りや悲しみなどの感情を抑えてこなかったか
• 自分の気持ちよりも、周囲を優先する生き方になっていないか
などについて、診察の中で少しずつ整理していきます。
最初は、
「そんなことは関係ない」
と感じる方も少なくありません。
しかし、診察を重ねる中で、ご本人も気づいていなかった感情や人生のパターンが、痛みと関係していることに気づかれる方もいらっしゃいます。
外側に答えを探し続けるだけではなく
原因不明の痛みでは、原因や治療法を外側に探し続けることが中心になりやすく、
• 次の病院
• 次の検査
• 次の診断名
• 次の薬
• 次の治療法
を探し続けている方も少なくありません。
もちろん、それらが必要な場合もあります。
しかし、さまざまな治療を受けても改善が得られていないのであれば、別の視点が必要なのかもしれません。
原因や答えを外側に探し続けるだけではなく、
「自分の中で何が起きているのだろう」
「自分のこころや生き方と痛みは関係していないだろうか」
という視点から、自分自身をみつめていくことが、改善への糸口になることがあります。
当院ではどのような治療を行うのか
当院では、必要に応じて薬物療法を行うこともあります。薬も栄養も、症状の改善を考えるうえでの大切なツールの一つです。ただし、薬の目的は痛みそのものを抑えることだけではありません。不安、不眠、抑うつ、緊張の強さなど、こころの状態が痛みに影響している場合には、それらに対して薬を用いることがあります。また、栄養状態や生活習慣が症状に関係していることもあるため、必要に応じてそのような側面についても検討します。
当院では、薬、栄養、生活習慣、こころの状態、人間関係なども含めて、痛みを作り出し、持続させているしくみを一緒にみていきます。
当院のアプローチが合う方
この方法が、すべての方に有効とは限りません。
しかし、
• 多くの医療機関を受診しても改善しない
• 薬だけでは十分な効果が得られない
• 身体だけでは説明できない何かがあるように感じる
• 自分自身と向き合いながら、症状について考えてみたい
という方には、役立つ可能性があります。
外側に答えを探し続けても改善しないのであれば、その時間の一部を、自分自身を理解することに使ってみることが、改善の糸口になるかもしれません。











