セフィロトの実

 「私さえ我慢していれば…」

 そんな考え方をずっと続けていませんか?

 我慢したその瞬間が過ぎれば問題がなくなると思っていませんか?

我慢はした分だけあなたの中に蓄積されていきます。いつの間にかなくなることはありません。

蓄積した我慢が自分の限界を超えたとき、自分がコントロールできなくなったり、つらいと思っていないのに涙が出たり、突然パニックになったり、無気力になったり。

いろいろな不思議が起こります。

そんな場合はまず、今まで我慢してきたたくさんのあれこれを自分の外に出すことが大切です。

我慢した(させられた)相手にぶつける必要は全くありません。

いえ、誰かにぶつけるのはむしろやめてください。

誰もいないところで大声を出してみる、ノートに気持ちを書いてみる、我慢した時の気持ちを思い出して公園で全力疾走するなどしてみましょう。同じことを何度も繰り返しても、他人に言えないような言葉でも大丈夫です。(ちなみに私は車の中で大声で叫びます。)できるだけ感情を込めて、とにかく自分の外に出しましょう。1日5分でも10分でもいいので、とりあえず1週間ほど続けてみてください。少しは自分の中にスペースができたことに気づけると思います。

落ち着いて考えられるスペースが自分の中にできたら、なぜ我慢していたのか、これからどうすれば我慢を減らしていけるのかなど考えていきましょう。

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